自分でも間違えそう。

続嗣韓

三国が和平して、それぞれ韓朝の諸侯王と言う形で収まる。韓朝は実権はなく一応韓朝の官職もあるが基本的に人材は瑜に依存しているし、財源は三国からの朝貢。戦争続けるよりはいいだろうという実を取った形で一応纏まってる。作中世界は和平の八十年後。

顧盛:陶州永中郡の人。三国春秋の編者。信頼性の高い文献をもとにした淡泊な描写と少し辛口な評が特徴。故人。



朱麗月(紅龍):本編主人公。瑜州珠郡の人。背は五尺九寸、少容、天女の如き美しさと史書でも書かれている。武王に仕え、武功やその鬼才を示す逸話は枚挙にいとまがない、が人格に問題があったと残されている、その割には文王には好かれ隴公に推薦されてるのだが……(文王の性格がアレだからというのもあるが)。過去の人物を評することがよくあるが、彼女が武王の臣であったことを差っ引いて考えたほうがいい。

荀令(瓏華):武功、辺境での統治、学者としての業績どれをとっても奇才と呼ぶべきものなのだが、隠者系の賢人なのに表舞台に立たされていたせいで色々とアレな逸話が良く残っている。その武は麗月よりも上。乳長四尺、背六尺二寸、少容の美女。官位は光禄勲(国君のお付き)、一品官だが、これは名ばかりで属官も無ければ、平時の任はない。有事は節鉞を持つ。

霍紅珠(翠蘭):霍の王家の公主、弓馬に親しみ美しく聡明。まだ簪を差したばかりの若くて純粋な姫様。背は六尺九寸。

華珀(亜瑠和):亜世羅尉の王家の公主。南亜を奪われ北に逃れた亜軍に取り残された。沙軍の戦利品として凌辱されることを逃れるために男と偽り沙軍亜兵として従軍していた。韓軍の捕虜となっていたところを麗月に拾われる。

司馬彩(春光):司馬宮の娘。鬼相を持ち武芸に優れ、なおかつ博学である。父親に似たのかいつも暗い表情を浮かべ弱々しい振舞いをしている。

杜習:隴の丞相(隴では公に回すまでもない事柄の判断を行っている)。

司馬禁(玄則):隴の司間(外交と間者を司る隴国特有の官位)。お調子者ぶってるが中身はかなり冷徹な切れ者、朱公によく毒を吐く。

伊休:隴の司農(隴では農業とその取引を司る府の長)。

蔡朗:隴の司馬(隴の軍事を司る府の長)。

諸葛済:隴の司徒(隴国の貨幣と税を司り、更に人戸の統計を取っている府の長)。

司馬宮(伯台):禁の長男。その才を麗月が陸曄に例えて褒めた。司間軍師祭酒。

司馬嘉:禁の次男。

虞娥:隴の鬼龍衛尉、麗月の副官。

周真:隴の将軍、軍人では蔡司馬の次に当たる位である、隴では司馬大将軍の下に衛将軍をおいており、彼はこれ。

徐青:隴の将軍。臨山の人。落ち着いている。鎮西将軍。隴では衛・東西南北・前後左右の下は任地に合わせた雑号になる(この順は宋っぽいね)、狭いし、人少ないし。

文光:文翼の後。隴の将軍。意外と軽率。

郭昭(子穆):郭惇の後。郭惇は瑜の武王の下で最も戦果を挙げた常勝無敗の将軍であったが、最後の戦で天運に恵まれず洪水で兵糧兵器を失い降伏。冷静沈着でお堅い。鬼士で白龍騎士を率いる。

龐琳(璋武):隴山兵を率いている将軍。黥面文身の荒くれものだったが母の死を機に勉学に目覚め、隴軍の将となる。

魯璿(文衡):鬼士であり、また弓と双剣の名手。女人とみまごう美貌を持ち戦場でも化粧をし香を焚いている。徳教の経書だけでなく詩や音楽にも明るい。魯儁の後である。

毛将軍:隴の山側の将軍。

伊将軍:鍾陽にいる将軍。司農の伊休と同じく呉章郡を本貫としていて同族である。

王放:華底関尉(尉は千人程度の部を指揮する、五部ほどで一軍となる。伍が五人組、二伍で什、五什で隊、五隊が曲、五曲で部、曲以降は人員に柔軟性がある)。学者肌なようだ。

王阿嬌:王放の娘、おなじく学問好き。



霍立:耄碌して色ボケした王。

費氏:紅珠の母の次の正室。

陰氏:紅珠の母、霍立の一人目の正室。絶世の美女である費氏を寵愛し、宮女としたため正直彼女が霍立が誅殺された遠因である。

公孫封:公孫竺の子孫。クーデターに成功。

趙徹:趙襲の後。飛の征東将軍、まぁ将才がなかったな……。

衛信:衛晃の後。飛の驃騎将軍。知勇兼備で人柄もいい。

馬馥:飛からきた使者。

法嶷:飛の将軍、東征では軽騎兵を率いている。



周昂:恵王。早世した。

周説(子文):現瑜王、恵王が早くに薨れたため若くして王位を継いだ。周一族らしく容貌短小だが、双剣の達人であるという。また諸学に明るく優れた王になるであろうと評されている。

太史徳:韓の大将軍。威厳のある面持ちに、よく通る声をしている。

周嫣(子媆):館昌公。八尺を越える背丈に類稀な美貌を持つ。周説の弟で、公位についているが優れた将才と武勇をもち、自ら軍を率いて海烏や丘卑の反乱鎮圧で武功を挙げた。戟と騎射の達人である。皇太子の学友でもあり、臥起を共にする仲である。

陸然(伯瓊):瑜の軍師祭酒。説の学友で涼し気な風貌をしている。陸粛の後である。

呂茂(元秀):瑜の尚書令。太史徳と同じ世代で、周説らとは二十ほど年が違う。

関厳:瑜の鎮東将軍。名将関権の後。関権の「先為不可勝、然後戦」との言葉を守り、負けた際の善後策を全て練ってから戦に挑むことを重視している。

金武:背丈が九尺ある海烏族の長。十尺を超える大鉞を振り回す豪傑であるとともに、縦横に駆ける騎兵を巧みに操る。

金道(舞龍妃):金武の娘。八尺を超える身長に、金髪碧眼の美しい女戦士。

秦霊:韓の将軍、太史徳の副将。


程翊:先代の紅王。庶子であったが勇壮な容姿と活発さで父から愛された。蘭京公時代は賊の平定で功を挙げ、辺境であっても統治が行き届いていた。しかし王位についたあとに沙羅尼に攻め込まれ、安都近郊の戦いで討ち死にした。諡愍王。

程桓:現紅王。愍王が討ち死にしたためその後を継いだ。彼もまた庶子であったが人望があり、多くの者から後継者として推された。

程静:太陵公。程桓の弟。沙の大軍が到来すると直ぐに降伏し、物資や人を沙軍に供与した。

凌白(公鷺):紅の輔紅将軍。祓憂兵を率いて安都の近郊の諸県で連戦しては優れた采配と奇策を以て沙軍を追い返し続けた。優れた容姿を持ち、また化粧をしている。

諸葛経:沙陽県令。

異民族

示武劉:沙羅尼王家の庶子、紅侵攻の大将。沙教による統治を徹底するべきとしていて父に寵愛されている。

和進:沙羅尼王家の第一王子、西征の総大将。征服した地では徐々に沙教による支配を浸透させることで国力になると考え、激しく之を用いれば反乱を招くだけと考えている。

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